近年、LCC(格安航空会社)の発展や出入国手続きの簡略化により、海外旅行がぐっと身近なものになってきました。中でも人気が高いのが、日本からわずか2~3時間で行けるお隣・韓国。特に福岡や大阪、東京などからは朝出発して夜に戻る「日帰り韓国旅行」も可能となっており、気軽に韓国のグルメやショッピング、観光を楽しむ人が増えています。
今回は、日帰りでも韓国旅行を最大限楽しめるよう、効率の良いスケジュール、目的別おすすめスポット、注意点などを詳しくご紹介します。
1. 日帰り韓国旅行はどの都市から可能?
日本から韓国へは主に以下の都市から直行便が出ています:
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東京(成田・羽田)→ソウル(仁川・金浦)
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大阪(関空)→ソウル(仁川・金浦)
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福岡→ソウル(仁川・金浦)、釜山
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名古屋→ソウル(仁川)
この中でも、福岡→釜山や福岡→ソウル便は距離が近く、日帰り旅行に最適です。福岡から釜山までは飛行機で約1時間、フェリーでも3時間弱で到着します。また、東京や大阪からでも早朝便・夜便をうまく使えば、日帰りは十分可能です。
2. 日帰り韓国旅行モデルプラン(福岡発釜山行)
【出発】
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06:00 福岡空港に到着
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07:30 福岡発(飛行機)
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08:30 釜山金海空港着(時差がないため現地時間も同じ)
【午前:西面(ソミョン)で朝ごはん&ショッピング】
釜山の繁華街・西面で朝食。人気の韓国式トースト「Isaac Toast」や、屋台のホットクでエネルギーチャージ。その後、地下ショッピングモールやロッテ百貨店を見て回りましょう。
【昼:海雲台(ヘウンデ)で海の景色とランチ】
地下鉄で移動し、釜山の人気ビーチ・海雲台へ。美しいビーチを散歩したら、海産物が楽しめる市場「ヘウンデ市場」で新鮮な刺身定食やサムゲタンを堪能。
【午後:甘川文化村でインスタ映え写真を】
色鮮やかな家々が立ち並ぶ「甘川文化村(カムチョンムナマウル)」は、アートと歴史が融合した不思議なエリア。迷路のような路地を散策しながら写真撮影を楽しみましょう。
【夕方:チャガルチ市場と南浦洞】
韓国最大級の魚市場・チャガルチ市場を見学し、新鮮な海鮮を味わうのもおすすめ。隣接する南浦洞エリアでは、お土産探しやカフェタイムも楽しめます。
【帰国】
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20:00 釜山金海空港発
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21:00 福岡着
たった1日で、グルメ・観光・ショッピングを満喫することができます。
3. ソウル日帰り旅行モデルプラン(東京発)
東京や大阪からソウルへの日帰りは、時間との戦いです。しかし、金浦空港着の便を選ぶことで、都心へのアクセスが短く、時間のロスを減らせます。
【午前:弘大(ホンデ)でカフェ巡り】
若者の街・弘大では、個性的なカフェや雑貨店がたくさん。朝食にはおしゃれなブランチプレートや韓国式のスフレパンケーキが人気です。
【昼:明洞でランチ&ショッピング】
ソウル一のショッピングエリア・明洞で、化粧品やファッション雑貨をチェック。お昼にはタッカルビや冷麺など、定番韓国料理を楽しみましょう。
【午後:景福宮と北村韓屋村】
韓国の伝統に触れるなら「景福宮」がおすすめ。時間があれば、韓服をレンタルして記念撮影を。徒歩圏内には韓屋が並ぶ「北村韓屋村」もあります。
【夕方:東大門でナイトマーケット】
最後は東大門のファッションビルでショッピング。屋台グルメやチーズハットグなどB級グルメも堪能できます。
4. 日帰り旅行での持ち物チェックリスト
短時間の旅行だからこそ、持ち物は厳選して軽くしましょう。以下が最低限の持ち物リストです:
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パスポート(有効期限を要確認)
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航空券(eチケット控え)
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現金(ウォン)とクレジットカード
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モバイルWi-FiまたはSIMカード
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スマートフォン(翻訳アプリや地図アプリも事前にDL)
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モバイルバッテリー
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常備薬
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小さめのバッグ or リュック
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折りたたみ傘(急な雨に備えて)
5. 日帰り韓国旅行の注意点
時間管理が最重要
日帰り旅行は1分の遅れが大きな損失に繋がります。余裕を持って移動・行動し、空港へは出発の2時間前には到着しましょう。
イミグレーションが混む時間を避ける
特に仁川空港は、出入国審査が混雑することで有名。朝や夕方は避け、混雑しにくい金浦空港や釜山空港を利用するのがベター。
通信手段の確保
韓国ではGoogleマップよりも「カカオマップ」や「NAVERマップ」が便利。通信環境を整えておくことで迷わず移動できます。
6. 日帰りでも楽しめる韓国グルメ
短時間でも味わいたい韓国料理は以下の通り:
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サムギョプサル(豚の焼肉)
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タッカルビ(鶏肉の甘辛炒め)
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キンパ(韓国風のり巻き)
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トッポッキ(辛い餅)
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ホットク(甘い屋台スイーツ)
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ソルビン(韓国かき氷)
時間が限られているからこそ、グルメは外せません。効率良く屋台や人気店をチェックしましょう。
7. 日帰り韓国旅行はどんな人におすすめ?
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週末を利用して海外気分を味わいたい人
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韓国ドラマ・K-POPファンで、現地の雰囲気を感じたい人
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費用を抑えて海外旅行したい人
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美容やファッション、グルメに興味がある人
特に福岡・関西エリアに住んでいる人にとって、韓国は「ちょっと近所の国」に感じられるほど手軽な海外旅行先となっています。
まとめ
韓国への日帰り旅行は、短時間ながらも濃密な体験ができる贅沢なプランです。時間が限られているからこそ、綿密なスケジューリングと現地での効率的な移動が重要になります。しかし、そのぶん「たった1日でこんなに楽しめるの?」という驚きと満足感が得られること間違いなしです。
次の週末、あなたもぜひ「日帰り韓国旅行」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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